BANKIN通信
BANKIN通信 #3
2026年6月
メールマガジン第3号は、製造現場に受け継がれてきた「職人の暗黙知」をデジタル化にどう活かすか、そして開発・サポート体制への取り組みについて、代表取締役社長がお伝えします。
― 職人の暗黙知を活かすデジタル化を進めます! ―
株式会社キャドマック 代表取締役 髙垣内 昇
当社は創立以来、一貫して製造現場中心の方針を貫いてまいりました。板金に特化したCAD/CAMという技術を提供する企業でありながら、私たちが常に重視してきたのは、「現場で本当に役立つかどうか」という視点です。その姿勢を貫いた技術サポートについては、多くのお客様から高い評価をいただいております。
実際に、毎月数百件にのぼるお問い合わせをサポートセンターに頂戴しておりますが、それらに対してお客様をお待たせすることなく、迅速な対応を行う体制を整えています。こうした積み重ねは単なるサポート対応にとどまらず、現場で起きている課題や工夫を私たち自身が学び続ける機会でもあると考えています。
製造現場には、長年の経験に裏打ちされた「職人の暗黙知」が存在します。それはマニュアル化しきれない判断や工夫であり、ものづくりの質を支える重要な要素です。私たちは今、この目に見えない「知」を製品の中に取り込み、より多くのユーザーの皆様に活用いただける形にすることが、デジタル化の本質であると捉えています。
この考えのもと、社内には専門の開発部を置き、お客様の声を迅速に製品へ反映する体制を整えています。サポート部門に寄せられるご要望はもちろんのこと、営業やフィールドエンジニアが日々の活動の中で得た気づきや改善点も継続的に収集し、その内容を精査したうえで開発に取り込んでいます。こうした循環が、製品の完成度を高める原動力となっています。
開発の中核を担うのは、開発部長である渡邉光行を中心としたチームですが、加えてPlan Bi Technology(神奈川県)や海外のAashai Technologies(インド・プネー市)といった開発パートナーの力も活用しています。いずれもCAD/CAM分野や製造現場のシステム構築に精通したエンジニア集団であり、実務に裏打ちされた知見をもとに製品づくりを支えています。とりわけ、現場を知り尽くしたベテランエンジニアの存在は、机上の理論ではない、実践的な価値を形にするうえで大きな強みとなっています。さらに社外との連携により、多様な視点や技術を取り込み、より柔軟で進化し続ける開発体制を実現しています。
デジタル化は単なる効率化ではなく、現場の知恵を次につなぎ、より良い判断や新たな価値創出につなげていく取り組みです。だからこそ私たちは、最先端の技術であるよりも「使われる技術」であることを大切にし続けます。
今後もこのようなお客様の声と現場の知見を活かす体制をさらに強化し、より満足度の高い製品とサービスを提供できる企業へと成長してまいります。キャドマックはこれからも、現場とともに進化するパートナーであり続けます。
